「忘年会の幹事、誰かやってくれないかな…」 「面倒くさいし、お金の計算も合わないし、正直やりたくない…」
職場の飲み会や友人との集まりで、こんな空気が流れること、ありますよね。みんなが下を向いてスマホをいじり始めるあの時間。
僕なら、迷わず手を挙げます。「あ、僕やりますよ!」と。
なぜなら、ポイ活ガチ勢にとって、飲み会の幹事こそが「もっとも効率よく、大量のポイントを一撃で稼げる最強のボーナスステージ」だからです。
想像してみてください。 参加者20人の忘年会。1人5,000円のコース。総額10万円。 これをただ漫然とこなすのと、知識を持って「攻略」するのとでは、手元に残る利益が天と地ほど変わります。うまくやれば、1回の飲み会で10,000円〜20,000円相当のポイントを叩き出すことも夢ではありません。もはや「副業」と言っても過言ではないレベルです。
この記事では、2025年の最新情報を踏まえ、誰にも「セコい」と思わせず、むしろ「手際のいい幹事」と感謝されながらポイントを総取りする**「幹事ポイ活・完全攻略ロードマップ」**を伝授します。
準備はいいですか?今年の忘年会シーズンは、あなたが主役(そして最大の勝者)です。
なぜ「幹事」が最強のポイ活なのか?稼げる3つの仕組み
具体的なテクニックに入る前に、なぜ幹事がこれほどまでに稼げるのか、その構造を理解しておきましょう。ここを理解していないと、数千円単位の取りこぼしが発生します。
幹事が総取りできるポイントは、大きく分けて以下の3つ(+α)です。
- 予約人数×ポイント(予約サイト)
- 決済総額に対するポイント(クレジットカード)
- 来店ポイント(ポイントカード提示)
- 【裏ワザ】ポイントサイト経由のボーナス
これらをすべて組み合わせる「4重取り」こそが、今回の記事の核となります。
1. 予約サイトの「人数掛け算」の破壊力
ホットペッパーグルメやぐるなびなどの予約サイトは、「ネット予約人数 × 50ポイント」といった還元を行っています。 自分1人の予約ならたった50ポイントですが、20人の予約なら一瞬で1,000ポイントです。しかも、シーズン中はこれが数倍に跳ね上がるキャンペーンが頻発します。
2. 他人の財布で「クレカ修行」ができる
総額10万円の支払いを自分のクレジットカードで決済すれば、1%還元だとしても1,000ポイント。 さらに重要なのが、ゴールドカードやプラチナカードの**「年間100万円利用でボーナスポイント」**といった条件(通称:修行)の達成です。 自分のお金を使わず、他人から集めたお金で決済実績を作れる。これほど美味しい話はありません。
3. チリツモ以上の「提示ポイント」
会計時に「Tポイントカードお持ちですか?」「楽天ポイントカードは?」と聞かれますよね。 ここでスッと自分のカードを出す。総額に対して0.5%〜1%がつきます。10万円なら500〜1,000円相当。バカにできません。
【Step 1】店選びは「還元率」で決める!予約サイト徹底比較
まずは入り口となる「予約サイト」選びです。 「なんとなくホットペッパーで」では甘い。その時期、その瞬間にもっとも還元率が高いサイトを選ぶのが鉄則です。
主要4サイトの特徴と、2025年現在の狙い目をまとめました。
| 予約サイト | 基本還元(ディナー) | 特徴・狙い目キャンペーン | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| ホットペッパーグルメ | 50pt × 人数 | 「ポイント還元祭」が最強。 冬や夏は最大数百〜1,000pt×人数になることも。 | ★★★★★ |
| 楽天ぐるなび | 楽天ptなど | 楽天経済圏ならコレ。人数×100pt〜のお店が多い。楽天ID連携必須。 | ★★★★☆ |
| 食べログ | Vポイント | アプリ予約でポイント倍増キャンペーンが多い。掲載店数はNo.1。 | ★★★☆☆ |
| PayPayグルメ | PayPayポイント | 「5のつく日」「ゾロ目の日」に予約すると還元率UP。LyPプレミアム会員はさらに優遇。 | ★★★★☆ |
【最重要】キャンペーンのエントリーを忘れるな!
どのサイトを使うにしても、必ずトップページの「キャンペーン一覧」を確認し、エントリーボタンを押してください。 特にホットペッパーグルメの「ポイントUPフェア」や「還元祭」は、エントリーの有無で還元額が10倍近く変わることがあります。
💡 プロの視点: 忘年会の店選びをする際、僕はまず「ホットペッパーグルメ」のポイント還元祭対象店舗から探します。「ポイント還元対象店」かつ「個室あり」で絞り込めば、参加者も満足し、自分も儲かる店がすぐに見つかります。
【Step 2】予約前に必ず経由せよ!「ポイントサイト」の魔力
ここが一般の幹事と、プロ幹事の分かれ目です。 予約サイトを直接開いてはいけません。「ポイントサイト」を経由して予約サイトを開くのです。
- 手順: モッピーやハピタスを開く → 「ホットペッパーグルメ」で検索 → 「POINT GET」ボタンを押す → ホットペッパーグルメが開き、予約する。
たったこれだけで、予約サイトのポイントとは別に、ポイントサイト側でも数百円〜数千円分のポイントがもらえます。
おすすめのポイントサイト(2025年現在)
- モッピー (Moppy): ホットペッパーグルメの予約で高還元が出ることで有名。特にディナー予約で還元率が跳ね上がるタイミングがあります。
- ハピタス (Hapitas): 「食べログ」や「ホットペッパー」など、飲食予約案件が安定して高い。1予約につき数百ポイントが確実にもらえます。
これを知っているだけで、「予約人数分のポイント」+「ポイントサイトの予約ボーナス」の2重取りが確定します。
【Step 3】決済は「高還元クレカ」一択!修業も兼ねろ
予約が完了し、当日が来ました。 最後の仕上げは「決済」です。ここでのポイントは**「現金で集めて、自分のカードで払う」**こと。 (※最近は集金もアプリで行うのが主流ですが、後述します)
幹事におすすめのクレジットカード3選
Marriott Bonvoy® アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード
- 理由: 100円=3ポイントの高還元に加え、**「年間400万円決済でプラチナエリート付与」**などの修行要素があるため。飲み会の幹事を数回やれば、高級ホテルの上級会員資格へ大きく近づきます。
- 還元率: 実質3.0%〜(マイル交換時)
三井住友カード ゴールド(NL)
- 理由: **「年間100万円利用で翌年以降の年会費永年無料 + 1万ポイント付与」**という、いわゆる「100万円修行」の最適解。忘年会シーズンだけで一気に達成率を稼げます。
- 還元率: 0.5%〜1.5%(100万円達成時)
楽天カード(または楽天プレミアムカード)
- 理由: ぐるなび等の楽天系サービスと相性が良く、ポイントの使い道に困らない。
- 還元率: 1.0%
レジ前での「3枚出し」テクニック
会計時はスマートに、しかし貪欲にいきましょう。
- スマホ画面(予約画面)を見せる:予約ポイントの確認。
- ポイントカードを出す:dポイント、楽天ポイント、Vポイントなど、その店が対応している共通ポイントカードを提示。(※これを忘れる人が多い!)
- クレジットカードを出す:高還元カードで決済。
これで、「予約サイトP」+「ポイントサイトP」+「提示P」+「決済P」の4重取りが完成です。
【Step 4】嫌われない!スマートな集金&割り勘テクニック
いくらポイントが稼げるといっても、参加者から「あいつ、自分のポイントのために必死だな…」と思われたら終わりです。 スマートな幹事は、集金もスムーズでなければなりません。
現金はもう古い?「PayPay送金」活用のススメ
数十人分の現金を数え、お釣りをやり取りするのは時間の無駄ですし、計算ミスの元です。
- テクニック: 事前にグループLINEで**「当日の集金はPayPay送金、またはLINE Payでも受け付けます。お釣りが出なくてスムーズなのでご協力お願いします!」**とアナウンスしておきます。 自分のPayPayのQRコードを印刷してテーブルに置いておくのもプロの技です。
割り勘の端数はどうする?
ここが最も重要な「倫理ライン」です。 例えば、総額102,500円で20人の場合、1人あたり5,125円。
NG例: 「5,200円徴収して、余った差額(1,500円)を黙ってポケットに入れる」 → バレた時に「横領」と言われかねず、信用を失います。
OK例(スマート): 「面倒なので5,000円でいいです!端数は僕が出します(または前回の余剰金で調整します)」 → 「え、いいの?」となりますが、あなたは既に1万円分以上のポイントを確定させているので、2,500円の端数を被っても痛くも痒くもありません。むしろ「太っ腹な幹事」という評価を得られます。
OK例(キッチリ): 「5,100円でお願いします。端数は調整します」 → 少額の端数切り上げは「幹事の手間賃」として社会通念上許容される範囲であることが多いですが、透明性を保つなら、その余剰分で二次会の最初のドリンク代に充てるなどの配慮があると完璧です。
【重要】幹事ポイ活の注意点とリスク管理
「稼げる」とはいえ、調子に乗りすぎると痛い目を見ます。以下の3点は必ず守ってください。
1. 「ポイント独り占め」は法的にどうなのか?
結論から言うと、個人のクレジットカードに付与されるポイントを幹事が取得すること自体は、直ちに違法(横領罪など)にはなりません。 しかし、これは「参加者が黙認している」あるいは「商習慣」としての解釈です。 もし会社での公式な飲み会で、就業規則に「経費立替時のポイント取得禁止」などの規定がある場合は、それに従う必要があります。
あくまで**「幹事という面倒な役回りを引き受けた労働の対価」**として、ひっそりと受け取るのが大人のマナーです。「俺、ポイントでこんなに儲かったわw」と吹聴するのは絶対にやめましょう。
2. クーポン利用のタイミング
ホットペッパーなどで「幹事1名無料」などのクーポンがある場合。 これを黙って適用し、全員から通常料金を徴収すると、差額がそのまま懐に入ります。これはバレた時の心証が最悪です。 「クーポンで1名分無料になったので、その分を全員の会費から少しずつ引いておきました!」と宣言するか、「2次会の資金に回します!」と言う方が、長期的には信頼(=次回の幹事指名)に繋がります。
3. ドタキャン・未回収リスク
幹事最大の敵はドタキャンです。 自分のカードで全額立て替えている以上、回収漏れは自腹になります。 対策として、**「3日前以降のキャンセルは会費の100%を頂きます」**と事前に明記し、リマインドを徹底すること。これだけでトラブルの9割は防げます。
【実践シミュレーション】これでいくら稼げる?
最後に、実際にどれくらい稼げるのかシミュレーションしてみましょう。
【条件】
- 忘年会シーズン(12月)
- 参加人数:20名
- コース料金:5,000円(総額10万円)
- 予約サイト:ホットペッパーグルメ(ポイント還元祭 対象店)
- 決済カード:Marriott Bonvoy Amex(3%還元)
【獲得ポイント内訳】
- 予約サイト特典: 基本50pt × 20人 = 1,000pt キャンペーンボーナス(例: +200pt)× 20人 = 4,000pt
- ポイントサイト経由: モッピー経由予約 = 300pt
- クレジットカード決済: 100,000円 × 3% = 3,000pt
- 来店時のポイントカード提示: 100,000円 × 0.5%(dポイント等) = 500pt
★ 合計獲得ポイント:8,800ポイント
たった1回の飲み会で、約9,000円相当です。 もしこれが30人規模だったり、還元祭の倍率がもっと高ければ、一撃1万ポイント超えは余裕で達成できます。 参加者から「5,000円」を集めて払っただけ。自分の財布は1円も痛んでいません。
さらに、「端数を自分が出す(-2,500円)」という演出をしたとしても、手元には6,300円相当の利益と**「素敵な幹事さん」という名声**が残ります。
まとめ:次の飲み会では、真っ先に手を挙げよう!
「幹事は損な役回り」 そんな常識は、もう過去のものです。
正しい知識とツールを使えば、幹事は**「感謝されながら、資産形成ができる最強のポジション」**に変わります。
今回のポイントをおさらい:
- 店選び: キャンペーン中の予約サイト(ホットペッパー等)を選ぶ。
- 経由: ポイントサイト(モッピー・ハピタス)を通すのを忘れない。
- 決済: 高還元カードか、修行中のカードで一括決済する。
- マナー: 稼いだポイントの話はせず、端数処理などで「余裕」を見せる。
さあ、忘年会・新年会のシーズンはすぐそこです。 次に「誰か幹事やってくれない?」という声が聞こえたら、心の中でガッツポーズをして、笑顔で手を挙げましょう。
「僕に任せてください!いい店、知ってますよ!」
【次にあなたがやること】 まずは、今回紹介した**「ポイントサイト」への登録と、「予約サイトのキャンペーンエントリー」**を今すぐ済ませておきましょう。戦いは、店選びの前から始まっています!